こんにちは。当サイト管理人のゆーゆーです。
夫婦でタイ・バンコクに移住するにあたり、初めて不動産でコンドミニアムの部屋を賃貸しました!
海外で物件を借りること自体、初めてだったので、不安に思うことも多かったのですが、想像していたよりもスムーズに手続きできました。
タイで物件を借りるには色々な方法がありますが、今回は日系の不動産業者を利用。
タイの物件賃貸の特徴や、物件選びから入居までの流れを説明します。
タイ・バンコクで物件を賃貸する方法
タイで物件を賃貸するためには、ざっくり3つの方法があります。
- 日系の不動産仲介業者に頼む
- タイの不動産仲介業者に頼む
- 業者を挟まずに自分で探す
私の場合、タイ語ができる友人がいて、さらに内見する物件の目処も立っていたので、当初は「③業者を挟まずに自分で探す」方法にしようかと思っていました。
でも、試しに「①日系の不動産仲介業者に頼む」にしてみたら、結果大正解でした!
タイ・バンコクと日本の物件賃貸の違い
1:仲介料がかからない
日本だと、仲介料は入居者が不動産に払うのが普通ですよね。
しかし、タイではオーナーが仲介料を不動産に支払う スタイル。
そのため、借りる側には仲介料がかかりません!
これはありがたいですね〜。
仲介料がタダなので、業者を使った方がお得感があります。
2:礼金がかからない
また、タイの賃貸では「礼金」もありません。
「敷金」代わりのデポジットを2ヶ月分支払う必要がありますが、よっぽどのことがない限り、ほとんど丸々退去時に戻ってくるそう。
なので、初期費用はデポジット2ヶ月分+前家賃1ヶ月分=合計3ヶ月分のみでOK!
初期費用があまりかからないので、タイでは頻繁に引っ越しをする人も多いそうです。
3:契約は1年が基本
日本だと2年契約の物件がほとんどですが、タイでは1年契約 が基本。
やむを得ず1年以内に退去する場合、デポジットは返ってこないので注意です。
3:コンドミニアムは家具付きがほとんど
タイのコンドミニアムは、家具付きのものがほとんどです。
オーナーさんによってインテリアがガラリと変わるので、間取りだけでなく、内装も好みの場所を選べるのがタイでの物件選びの醍醐味。
また、家具を買わなくていいので、初期費用や引っ越し代をさらに抑えられます。
ただ、壊したり汚してしまった場合、修繕費用がかかるので注意。
4:オーナーの権利が強い
日本の場合、入居者の権利が厳重に守られていますが、タイではオーナーさんの権利がかなり強いそう。
一方的な退去命令や賃料上げにも、従わなければいけないといいます。
我々はまだ入居したばかりなので、理不尽な体験はゼロですが、今後何があるかちょっとハラハラです。
5:ネットの情報は古いものが多い
日本でもネット上に、存在しない「釣り物件」が掲載されることがありますが、タイでもネットの情報には要注意。
サイトが放置されたまま情報更新がストップし、すでに借り手が決まっていたり、賃料が変わった物件もそのまま掲載されているケースが多いそう。
その辺りは自分で調べていてもわかりにくいので、やはり仲介を入れたほうが良さそうです。
おまけ:ビザがなくても賃貸OK!
我々夫婦は、エリートビザの申請中に、ノービザ状態で物件探しをスタートしました。
初期費用とパスポートさえあれば、ビザは持っていなくても、物件を借りられる ようです。
とはいえ、オーナーさんによってはNGが出るかもしれないので、事前に確認しておきましょう。
日系の不動産にお願いして良かったこと
1:語学力ゼロでOK
日系不動産を入れたことで一番良かったのは、やはり語学面です。
我々はタイ語はもちろん、英語もそこまで話せるわけではないので、タイ語ができる日本人担当者がいて安心できました。
2:タイの不動産情報や、物件選びのポイントを教えてもらえた
ネットには載っていないような不動産情報を、色々と教えてもらえたのも大きいです。
居住希望エリア周辺の豆知識から、物件を選ぶポイントなどなど、とても参考になったし、純粋に話を聞いていておもしろかったです。
3:オーナーの人柄を教えてもらえた
内見の時に、オーナーさんの人柄を教えてもらえたのも大きいです。
「このオーナーさんは面倒見がいいですよ」「このオーナーさんはちょっと厳しいので、注意してくださいね」など、初心者ではわからないこともアドバイスしてもらえたので、とてもありがたかったです。
4:契約後のアフターフォローもしっかりしている
我々が利用した不動産は、サイトに詳細がそこまで載っていなかったので、契約して終わり、かと思っていたのですが、意外にもアフターフォローがしっかりしていました。
- 入居中のトラブルにも対応(オーナーさんに連絡してくれる)
- 家賃の支払い日前には、LINEで確認連絡
- 退去時にも面倒を見てくれる
などなど。
ほかの不動産では、
- 引っ越し用トラックの無料レンタル
- Wi-Fi設置の仲介
- 水道料金の支払い代行
などもありました。
不動産賃貸の流れ(コンドミニアムの場合)
今回、我々はコンドミニアムを賃貸したので、その手順を紹介します。
(普通のマンションやサービスアパートの場合は、段取りが変わってくるかもしれません)
ちなみに、タイで物件選びをする場合、入居予定日の1ヶ月半〜2ヶ月前くらいから始める人が多い ようです。
ただ、物件によっては即入居も可能らしく、内見から3日で入居したお客さんもいるとのこと。
我々は、1ヶ月前(日本にいた頃)に問い合わせメールを送り、2週間後にタイに渡って内見、その2週間後に契約&入居の流れでした。
1:メールにて問い合わせ・物件選定
まずはサイトを見て、何社かにメールで問い合わせをしました。
しかし、我々の希望居住エリアは市内中心部から少し離れた場所だったため、物件の取り扱い数がかなり少なかったです。
ただでさえ日本人に郊外は不人気&不動産のオフィスも中心部にあるため、郊外の物件を扱わない業者が多いのだそうです。
そこで、希望エリアで取り扱い物件が一番多かった業者1社に内見をお願いしました。
2:内見
内見でも、日本と違う点がいくつかありました。
- 午前中が基本
- ひとつのコンドミニアムで何部屋も内見する
- 合計7〜10部屋ほど見るため、時間がかかる
タイでの内見は、午前中が基本だそう。我々も、朝9時半集合 でした。
というのも、コンドミニアムは部屋だけでなくプールやジムなどの設備があることが多く、これらを全部見て回るとかなり時間がかかるため。
また、コンドミニアムの場合、オーナーによって部屋の家具やテイストがまったく違うので、たとえ間取りが同じでも、何部屋も見ることになります。
我々は、3つのコンドミニアム、合計7部屋 をまわりました。
移動含めて、トータルで2〜3時間 くらいかかったので、日本の内見よりもかなり長めですよね。
さらに、7部屋中、3部屋はオーナー立会いでの内見でした。
オーナーさん立ち会いで見た部屋には洗濯機がない&ダイニングテーブルが少し小さかったのですが、その場で業者に交渉してもらったら「入居までに洗濯機を買う&テーブルも大きいものに買い換える」と言ってくれました!
3:二度目の内見
内見を終えてじっくり考えたところ、「最後に見た物件が一番いい」となったのですが、最後だったので少し疲れていて、ぶっちゃけちゃんと見られていなかったんですよね(苦笑)
でも、妥協はしたくなかったので、不動産に頼んで二度目の内見をさせてもらうことに。
この時は業者立ち会いではなく、自分たちだけで行きました。
コンドミニアムのオフィスで鍵を借りて、二度目の内見。
不動産には「2回行くとオーナーさんも期待しちゃうので、できればここに決めてもらえるとありがたいです(もちろん強制ではない)」と言われました。
結果、晴れてこの物件に決めました!
4:予約金の支払い
物件を決めたら、なるべく早い段階で予約金を支払います 。
これも、日本とは違いますよね。
予約金の額は賃料によって変わりますが、我々は家賃2万バーツの物件で、1万バーツでした。
オーナーさんの口座に、直接銀行振り込みしました。
5:業者&オーナーさん立ち会いで契約
その後、不動産業者とメールで契約の日取りを決めました。
契約は、不動産業者とオーナーさん立ち会いのもと、物件で行いました。
- 契約書の確認&サイン(日本のものよりかなりざっくりしていました、3ページくらい)
- 家具の確認&エアコンやテレビの取り扱い説明
- 部屋の破損箇所などの確認
が主な流れで、トータル30分未満でスムーズに終わりました。
ここで、デポジット2ヶ月分と前家賃から予約金を引いた金額を、オーナーさんに直接手渡し。
内見での立ち会いがなかったので、この時初めて会ったのですが、とても優しそうなオーナーさんで一安心でした!
最後に、コンドミニアムのオフィスで居住者登録(パスポートのコピー)をして、契約完了。
6:外国人の住所登録「TM30」の提出
この後、「TM30」という、外国人の住所登録の提出がオーナーさんに義務付けられています。
とはいえ、ここはタイ。
結構なあなあで、場合によってはオーナーさんが作業をしてくれず、自分でやらなければいけないこともあるそうです。
今回は、オーナーさんが率先して作業してくれたで安心でした!
7:入居
我々は、契約日に鍵をもらい、そのまま入居させてもらいました。
契約日と別日に入居の場合は、オーナーさんにまた来てもらうorオフィスに鍵を預けてもらう形になるかと思います。
家賃の締め日は月末ではなく、入居日(24日でした)締めになりました。
また、荷物は少なかったので、引っ越し業者は使わず、バンタクシーを使ってセルフで引っ越しました。
8:Wi-Fiの設置
引っ越しの翌日、通信会社と契約してWi-Fiの設置をしました。
これについては、また別記事にまとめます!
日系不動産を使ったら、物件選びがとてもスムーズでした!
正直なところ、あまり期待せずに仲介を入れたのですが、結果、大満足でした!
日本の不動産よりも、タイの日系不動産の方がサービスレベルが高いのでは?と思えるほど。
とはいえまだ入居したばかりなので、住んでいくうちに困ったことも出てくるかもしれませんが、ひとまずスムーズに契約ができて良かったです。
タイ・バンコクでの物件賃貸には、日系不動産がオススメですよー!
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